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妖怪御殿のとある一日 引っ越し後4(恋心姫。煤鬼side)
※所々セクハラシーンが含まれます
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翌日。

のどかな昼過ぎの事。
偶然麿が気づいたことは、いつも庭の端に立て掛けてある大きめの梯子がそこに無かった事。
麿はそれを何気なく桜太郎に伝えながら、いつも通り家事のヘルプに入る。
「桜太郎君〜、梯子移動した?何かいつもの場所に無かったんだけど」
「えっ?いえ、私は特に移動はしてませんが……」
本当に何気ない二人の会話だった。
しかし、次の瞬間。

「うわぁあああん!!わぁあああん!!」

外から聞こえた恋心姫の泣き声に、麿と桜太郎は真っ青になる。
「恋心姫!?」
「まさか……!!」
桜太郎と麿は慌てて庭へ飛び出す。
高めの木の根元で、地面にうつ伏せになった恋心姫が大泣きしていた。
「わぁあああん!あぁあああああん!!」
「恋心姫!!恋心姫、大丈夫ですか!?」
「これ……落ちたの!?」
慌てて恋心姫を抱き起す桜太郎と、木にかかった大きな梯子と恋心姫を見比べる麿。
「あぁあああん!あぁああああん!!」
「どこか、痛いんですか!?恋心姫!!恋心姫!!あぁ、ど、どうしよう……!!」
(大きい外傷は無いみたいだし……桜太郎君に必死にしがみついてる……
どこか折れたわけでも無さそう……?)
泣き喚く恋心姫を、桜太郎は半泣きになって撫でていた。
麿は恋心姫の様子を見つつ、話しかける。
「恋心姫君、手や足、動かせる?どこか痛い?」
「うわぁあああん!!」
「落ち着くまで、待った方がいいかな……」
「どうした!?」
ここで、大声でぬぬも駆けつけてきて。
桜太郎が助けを求めるように叫ぶ。
「ぬぬ!恋心姫が梯子から落ちて!!」
「!?帝を呼んでくる!!」
ぬぬが大急ぎで帝も連れて来た。
帝は真剣な表情で桜太郎の腕の中の恋心姫を覗き込む。
「恋心姫!!怪我は無いだろうな!?」
「うぅっ……うぅうっ!!」
「帝さん……!!恋心姫、大丈夫ですか!?どこか痛いんですか!?」
必死に皆が呼びかけると、落ち着いたらしい恋心姫は
しゃくりあげながら喋り出す。
「ふっ、ぇっ!!だ、大丈夫……です!!落ちた時、痛かったけど……!!
怖くて……ビックリしましたぁぁ……!!」
恋心姫が話した事で、皆が一気に安堵する。
帝が恋心姫の頭を撫でながら優しく言う。
「よしよし、怖かったな?立てるか?少し手足を動かしてみようか?」
「んっ……うっ……!!」
言われた通り、恋心姫が立って両手足を動かす。
「痛くないか?」
「ふっ、ぅぅ……はい……!!」
「外もかすり傷程度だし……腫れているところも無い……
触ってもどこも痛くないか?」
「は、はい……」
ひととおり帝が恋心姫の様子を見ながら体を触って。
思ったより何とも無さそうだったが、それでも、桜太郎が震える声で言う。
「い、一応お医者様に……」
「……そうだな。呼ぶか」
帝も真剣に頷いて。
山の医者に来てもらう事になった。
結果、恋心姫は本当に何ともなくて、皆で医者に丁重にお礼を言って見送る。
桜太郎は心底安堵したように恋心姫をぎゅっと抱きしめた。
「恋心姫!!あぁ、良かったぁぁっ!!」
「桜太郎!!」
恋心姫も甘えて桜太郎に抱き付くが……
「……で、誰にお仕置きされたいですか?」
「へっ!?」
急なお説教モードに慌てていた。帝もわざとらしく涼しい顔で言う。
「聞くまでも無かろう桜太郎?煤鬼で決まりだ」
「!!やですぅぅっ!!煤鬼に言わないでぇぇっ!!」
恋心姫が慌てて桜太郎にしがみつく。
実は煤鬼、今ちょうど“苺大福”を買いに出かけていて家にいなかった。
桜太郎は縋り付いてくる恋心姫の背中に手を回しながら怒鳴った。
「危ないから梯子で遊んだらダメって言われてたでしょう!?
どうして危ない事をするんですか!何も無かったから良かったけど!
大怪我してたかもしれないんですよ!?」
「うっ……うわぁああん!ごめんなさぁぁい!でも煤鬼のお仕置き嫌です!
言わないでぇっ!もうしません!!もう絶対しませんからぁぁ!!
煤鬼ものすごく怒ります!怖いです!妾コテンパンにされてしまいますぅぅ!!」
恋心姫は泣きながら必死に頼み込むけれど、桜太郎は取り合わない。
「されればいいでしょう!?もう二度と危ない事はできないくらい
コテンパンにしてもらいなさい!!」
「うわぁあああん!!ごめんなさい!ごめんなさい桜太郎!!ごめんなさぁぁい!!」
「……あ、帰ってきた!」
桜太郎がわざとそう言うと……
「うわぁああああん!!」
恋心姫は走って逃げ出してしまった。
「恋心姫君!!」
「……はぁ。麿さん……申し訳ありませんが……追いかけて見守ってあげてくれますか?
変な場所から外に出たり、無茶をしたら困りますので」
「わ、分かった!!」
麿が慌てて恋心姫を追いかけて行く。
と、ぬぬが不満そうに言った。
「……俺でもよかった」
「はは、気持ちは分かるが、余も我慢したんだぞ?恋心姫の扱いは煤鬼に任せよう。
存分に怖がらせながら叱りつけてくれるだろう」
「……本当に、何も無くて良かった……!!」
涙を流した桜太郎を慰めながら、皆が頷き合ったのだった。


一方、逃げる恋心姫を追いかける麿は必死に呼びかける。
「こ、恋心姫君待って!僕は恋心姫君の味方だよ!!」
「わぁあん!信じませんよ!どうせ桜太郎の回し者でしょう!?」
(意外と鋭い!!)
追いかけっこの末、恋心姫は適当な部屋の押し入れ中に隠れてしまって、麿は外からオロオロと声をかける。
「こ、恋心姫君!出ておいでよ!
そんなところ、暗くて怖いでしょう!?(普通に開けられるし!)」
すると、押し入れの中から、恋心姫の必死の叫びが返ってくる。
「本気で怒った煤鬼の方が怖いんです!!
煤鬼は普段、妾には金平糖のように甘いんですが!
妾が危ない事をした時だけは、そりゃあもう!めちゃくちゃ怒るんです!
はしごで、遊んで、落ちただなんて、もし、知れたら……
うわぁあああん!妾ボッコボコにされてしまいますぅぅっ!!」
(恋心姫君、甘やかされてる自覚はあったんだ……!)
「ダメって言われてたのにぃ!わぁん!もうお終いです〜〜っ!!」
怖がって泣く恋心姫が何だか不憫になってきた麿は、
押入れを開ける事はやめて、外から恋心姫と会話する事にした。
「恋心姫君……ダメって言われたのにどうしてやっちゃったの?」
「だ、だってぇ!無性に登りたくなってぇぇっ!ダメって言われてたら余計……
うぅう!ちょっとだけのつもりで!煤鬼がいないと思って油断しましたぁぁっ……!」
「……怒られるかもしれないけど、ちゃんと謝って反省すれば、煤鬼君も許してくれるから。
そもそも隠れない方がいいよ?いくらなんでもボコボコにはされないって」
「この状況で正面切って煤鬼と会う度胸なんて妾ありません!うわぁぁん!
麿!煤鬼の事やっつけてください!」
と、恋心姫の無茶ぶりに麿は苦笑する。
「あはー……それは、絶対無理かな……」
「当然だ」
「「ひっ……?!」」
まさかのタイミングで、この部屋に入って来た煤鬼。
恋心姫だけでなく麿も思わず息を飲むような悲鳴を上げて。
「おかしいな〜〜恋心姫の声がしたのに姿が見えんぞ〜〜?
恋心姫ぇ〜?おかえりの抱擁はしてくれんのかぁ〜〜?」
そんな風に言いながらも、煤鬼は一直線に恋心姫の隠れている押し入れに足を進める。
恋心姫は一切の声を出さなくなって。
そして……
ガァンッ!!
煤鬼が勢いよく押入れを開けて、顔面蒼白の恋心姫と対面していた。
そしてニヤリと恐ろしい笑顔で笑いかける。
「どうした?そんなに怯えた顔をして。
愛しい恋人が帰ってきたのに、もっと嬉しそうな顔をしてくれ」
「ごめんなさい!ごめんなさい!!わ、妾何もしてないです!!いい子にしてました!!」
「ほーう?いい子にしてたのに何故謝る?」
言いながら、煤鬼が恋心姫を抱き上げるように押し入れから引きずり出すと、
途端に恋心姫が泣き出した。
「うっ……うわぁあああん!!ごめんなさぁぁい!」
「泣いて誤魔化すな!何かしたなら白状しろ!」
バシッ!!
怒鳴りながら恋心姫の体を引き寄せた煤鬼が、一発お尻を叩くと、
更に泣き出した恋心姫が自白を始める。
「ひゃぁぁんっ!!わぁああん!ごめんなさぁい!
うっ、うっ、はしご、登って遊んで!あぁの、落ちてぇぇっ!!
で、でもどこも!怪我はしてないんです!わぁああん!もうしません!
もう絶対しませんから!ごめんなさい!許してください!痛くしないでぇぇっ!!」
「なぁ、恋心姫?トイレは済ませてるか?――漏らすなよ?」
「うわぁあああああん!!いやぁああっ!ごめんなさい!ごめんなさぁぁい!!」
「麿は今すぐ出て行け!」
「はいィィッ!」
恋心姫が号泣する中、麿は追い出されてしまう。
こうなると恋心姫にとっての地獄本番だった。
「やっと二人っきりになれたな恋心姫?」
「うわぁああん!ごめんなさい!もうしません!もう絶対しません!!」
「恋心姫が喜ぶと思って苺大福を買って来た。けど、悪い子におやつの時間は無しだ。
遊ぶ時間も無し。夕飯に呼ばれるまでずーっとお仕置きの時間だな。
尻を真っ赤にして泣き喚かせてやるから覚悟しろ?」
鬼の笑顔でどんどん脅しかけていく煤鬼。
恋心姫は怯えて泣くばかりだった。
「うわぁああん!いやぁぁああっ!いっぱいお尻が痛いの嫌ですぅぅ!!」
「何だ、悪い子の癖にきちんとお仕置きを受けるっていう根性が足りんな。
よーし、そこの所から叩き直してやる」
そう言うと、煤鬼は恋心姫から距離を取って、どっかりと胡坐をかいた。
そして太ももをポンポン叩きながら言った。
「ほら、自分で尻を出してここまで来い。で、膝に乗って“お仕置きして下さい”って頼む。
できなかったら……分かってるだろうな?」
「ひぅっ!?」
「早くしろ!」
「わぁあああん!!」
睨みつけられ、怒鳴りつけられ。
恋心姫は泣きながらスカートと下着を脱いで怖々と煤鬼の前に行く。
「よしよし、順調。で、どうする?」
「あ、あの……あのあの……!!」
涙を流す恋心姫は言い淀む。
あとは膝に乗って“お仕置きして下さい”と頼むところだが、
あまりの恐怖に、煤鬼に縋って泣きついた。
「わぁん!煤鬼ぃぃっ!!妾に、いっぱい、エッチな事していいからっ!
だからお願いです!!優しくしてぇぇ!!」
「……おいこら」
「ひっ!!」
「小賢しい。100発追加だ、淫乱め」
恐ろしく低い声でそう宣告されて、恋心姫は乱暴に膝の上に乗せられる。
そして、思いっきりお尻を叩かれてまた泣き喚くことになる。
バシィッ!!
「うわぁあああん!!」
「言われずとも、あとでめちゃくちゃにエロイ事してやるつもりだった。今日は特にな?
少しでも根性を見せればまだ優しくしてやったのに、
下らん逃げ口上で優しくしてやる気が完全に失せた!」
ビシィッ!バシィッ!バシィッ!!
「やっ!やぁあああっ!!ごめんなさい!ごめんなさぁぁい!!
あぁああん!ちゃんと反省しますぅ!お仕置きして下さいぃ!ひゃぁあん!」
「遅い遅い!でもお仕置きは存分にしてやるからな!」
バシィッ!バチンッ!ビシィッ!!
煤鬼に叩かれるたびに恋心姫は跳ね上がる。
それほどの威力で、怒っている煤鬼も怖いし、お尻も痛いしで恋心姫は大泣きしながら叫んだ。
「うわぁああん!やぁぁ!痛い!
桜太郎!!桜太郎――!!夕ご飯まだですかぁぁあっ!!」
「はは!いいのかぁ!?呼ぶと来るぞ!?残念ながら、まだおやつの時間にもなっとらん!
あぁ、桜太郎が来たら、デカいしゃもじを貰うか?」
「うあぁあああん!いたぁい!いやぁあああっ!ごめんなさい!ごめんなさぁぁい!!
桜太郎来ないでぇぇぇッ!!」
バシィッ!ビシィッ!バシィッ!!
脅されながら強く叩かれて、恋心姫の幼いお尻は早くも赤くなっているし、
恋心姫がいくら泣き喚いても
「ひゃぁああん!うわぁああん!痛い!煤鬼ごめんなさい!痛いぃい!!」
「うるさい!梯子で遊ぶなと言っただろうが悪坊主!
一歩間違えば大怪我をするかもしれないかったんだぞ!?
こんな尻叩きで済んでありがたいと思え!」
「うわぁあああん!ごめんなさぁあい!もうしませんからぁぁっ!!わぁああん!!」
煤鬼に怒鳴られて余計お尻を叩かれるだけ。
いつもの笑って甘やかしてくれる煤鬼はいないので、
恋心姫は飛び跳ねながら泣いて謝り続けるしかなかった。
「ごめんなさい!いやぁあああっ!もういやぁあああっ!!痛いですぅぅ!!やめて許してぇぇッ!」
「まだ始めたばかりなのに、堪え性が無いなぁ恋心姫!反省してない証拠だ!
もっときついお仕置きをしてやろうな!」
ビシィッ!バシィッ!!バシィッ!
「ごめんなさぁぁい!!わぁん!嫌じゃないです!!
反省、しましたぁっ!んんっ、わぁあああああん!!煤鬼!煤鬼ぃぃっ!!」
「普段俺を“我慢弱い”と叱る癖に……我慢強いところを見せてもらおうか!?
まだまだ夕飯の時間には程遠いぞ!?」
「ひぅぅっ!うわぁあああん!わぁああん!!いたぁい!
ごめんなさぁぁあい!!う、あぁああん!!」
何を言っても怒られて叩かれて、恋心姫が泣きながらクタクタになってきたころ、
煤鬼が一旦手を止める。
「さーて、見事に真っ赤な尻になったなぁ。
次はどこを叩いてやろうか?ここか?それとも、この辺か?」
煤鬼がそう言いながら、色々な個所のお尻の肉をぎゅうぎゅう掴む。
それだけで恋心姫にしたら痛いし、何より、これ以上叩かれるのが怖くて泣きながら暴れた。
「やぁあああ!うわぁああん!痛い!もう痛いですぅっ!
ごめんなさい!ごめんなさい〜〜っ!!うわぁあああん!!」
「暴れるな!!」
バシィッ!!
「うわぁあああん!!うわぁああん!!ごめんなさぁぁい!!
もうしません!!もう絶対しませんからぁぁぁ!!」
また一つ、お尻を叩かれて泣き喚く。
最初から泣かされ通しの恋心姫は、どうにか許してもらおうと一生懸命煤鬼に声をかける。
「んあぁあっ!!ふぇぇっ!ごめんなさぁい!許、してっ……
どうしたら許してくれるんですかぁぁっ!」
「夕飯の時間までお仕置きだと、何回も言ってるだろうが!まだまだお仕置きするぞ!」
「うわぁああん!まだまだいやぁぁっ!!」
けれども、何度やっても結果は同じ。
煤鬼はとにかく容赦なく、小さなお尻が大きな手で叩かれ続けるだけだった。
「あぁああん!わぁあああん!!やぁああああっ!!」
ビシッ!バシィッ!バシンッ!!
そうやってしばらく泣き喚いていると、煤鬼が言う。
「……恋心姫?本当に反省したか?もう絶対しないか?」
「!!し、しないです!!もう絶対しないですぅぅ!!」
許してもらえそうな気配になって、恋心姫は頑張って全身全霊で答え、
「梯子だけじゃないぞ?危ない遊びは全部ダメだからな!?ダメだと言われた事はするな!」
バシィッ!ビシィッ!!バシッ!!
「あぁああん!ごめんなさぁい!危ない事は全部しないですぅぅっ!!
お約束ちゃんと守りますぅぅぅ!!わぁああん!!」
泣きながらも全力の全力で頷いた。
「……なら、許してやるけど……」
すると、ふわりと体が浮き上がって……
「怪我が無くて、良かった……!!」
煤鬼に強く抱きしめられて、絞り出すような声でそう言われて。
胸が締め付けられるように愛情が流れ込んできて、
恋心姫は、一気に申し訳なくなって、泣きながら謝った。
「うっ、うわぁあああん!煤鬼ごめんなさぁぁい!!」
いざお仕置きが終われば甘え心も湧いてきて、いつもみたいに優しくしてもらいたくて、
煤鬼に必死で抱き付きながら泣いた。
「も、もう怒っちゃ嫌ですぅぅ!!いちごだいふくいらないからぁ!怖いお顔しないでぇぇ!!」
「ははっ……仕方ないなぁ恋心姫は」
煤鬼が困ったように笑って、恋心姫の体を優しく引きはがして、
「これで許されたと思うなよ?まだ夜のお仕置きがあるからな?」
そう言う煤鬼の指が恋心姫の体の中心を、首元から下へつーっとなぞり、
下半身の小さなふくらみで止まって。そこを軽く摘まんだ。
「この可愛い場所から、一滴も出なくなるまでいじめてやるから。分かったか?」
「んんっ……わ、分かりましたぁ……」
恋心姫は恥ずかしそうに身じろぎをして、煤鬼の顔をじっと見つめる。
「……どうした?」
「ごめんなさい……!!」
またぎゅっと抱き付いてきた恋心姫の頭を、煤鬼が撫でて笑う。
「分かった分かった。反省できていい子だな。そんなに怖がるな。
……あと、夜のお仕置きの事は桜太郎にはナイショだぞ?」
「はい!」
そうしてたくさん抱きしめてもらった恋心姫は、服を着てから、
やっぱりお仕置き後は甘い煤鬼からおやつが解禁されて、
煤鬼の膝の上に座って仲よく苺大福を食べている。

「いちごだいふくおいしいです!!」
ニコニコしながら頬張っている恋心姫に、煤鬼がニヤニヤしながら言う。
「俺の膝の上で泣いたり笑ったり忙しいな恋心姫?」
「そっ……そういう事言ったらダメなんですよ!」
「すまんすまん。良く噛めよ?」

嬉しそうに頷く恋心姫の頭、を嬉しそうに撫でる煤鬼だった。


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【作品番号】youkaisin4b

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