TOP小説
戻る 進む


めりーくりしゅましゅ2 〜バスタイム編〜




〜吉田家 居間〜
「ママ〜見て〜見て〜」
「あら?その服・・・ふふっ懐かしいわね、理奈が着てたわね〜・・どこにあったの?」
「えへへ♪おねーちゃんにこの前、貰ったの〜」
マナね、それでね、居間に居るママに見せたの、ママはね、『そう』と言いながら、ニッコリ笑って、マナの、頭をなでてくれたの

「ふふふ、おねーちゃんにも見せてきたら?マナが着ているのを見せてあげたら泣いて喜ぶかも?」
「うんっ!・・あ、けど、おねーちゃんが泣くのはやだなぁ・・」
「ふふっじょーだんよ、マナはすぐ真に受けちゃうのねぇ」
「すぐまにうけ?」
「すぐ・真に・受けちゃう・のねって区切って言ってもわからないわよね」
「・・・?」
「ん〜・・じゃぁ、マナは凄く素直で良い子って言ったの」
「そうなの?」
「そーなの」
「・・エヘヘ♪マナいーこっ」
「うんうん、それじゃぁ、お姉ちゃんに見せてあげて?ママだけ見たってバレたら、おねーちゃんきっといじけちゃうから・・ね?」
「うんっ!」
・・・・・・・・・

それでね、おねーちゃんを探してたらね・・・おねーちゃんね、ママのお部屋でママのおけーしょーひん使ってたから、マナ驚いて、注意したの・・そしたら、おねーちゃん、大人だからねって叱られないみたいなの・・マナが使ったら・・ママに叱られるのにぃ・・ずるいよね?
そのおもったことをね、マナ言ったら、おねーちゃんは、マナにおけしょーしてくれたの・・
その後ね、おねーちゃんはマナの、頭をなでた後、慌てておしごとに行っちゃった・・
それでね、おねーちゃんったら、おけしょーひん使ったのに、片付けなかったの、だから、それでね、おねーちゃんが叱られるのはかわいそーだから、マナね、片付けてたの・・そしたら、ママが来て・・

ガチャ
「理奈〜、ってあら?・・マナちゃん?ママのメイクセットで何してるのかしら?」
「あ、ママッ!おねーちゃんなら、おしごとにいっちゃったよ?・・それよりっ見て見て〜おねーちゃんがメイクしてくれたの〜」
「・・あ、どーりでいつもイタズラでメイクごっこする時とは違うと思った・・・・うんうん、おねーちゃんのメイクでうんっと大人になったわね?マナちゃん」
「そうなの?」
「ええ」
「わーい、マナおとな〜〜」
・・・・・・・
ママにね、そういわれてね・・マナね、考えたの、おねーちゃんのお手伝いしてあげようって思ったの・・
だって、大人になったら、おしごとできるんでしょ?
だからね、頑張ってるおねーちゃんのお手伝いしようと思ったの・・・
だからね、マナね、おねーちゃんのお店に行こうっと思って、こっそりね、おねーちゃんをいっしょーけんめーおっかけてね・・・おうちから出ていったの・・

〜吉田家、浴室〜
吉田家の浴室で、親子で湯船につかりながら、語り合っていた・・

「そうか・・・、理奈からマナが理奈のバイト先に無断で行ったから叱ったと聞いたけど、ようやくわかったよ・・だから、理奈の仕事場に行ったんだな?」
「うんっ!」
「その心がけは偉いぞ、マナ〜」
「えっへへ〜♪」
マナの話を微笑みながら、聞いていた、理奈とマナの父親、正治が口を開く、ニコリと微笑んで素直に答える、マナの頭をなでた、マナはとても嬉しそうな笑顔で頬を染めた

「しかし」
「・・あ・・」
撫でてたマナの頭を正治はパッと離すと、マナはとても寂しそうな声を出した

「無断で行くのは良くないし、心配させるのは悪いことだ・・だから・・」
「ごめんなさいっ!もぉしないから・・パパ・・お尻ぺんぺんしないで・・」
言葉途中で言いたかった『またしたら、おしりぺんぺんしちゃうぞ?』という事をマナに若干具体的にそんな事しないでと言われた正治は先手打たれたか・・と思いながら微笑んだ

「ははは、大丈夫、しっかり反省したんだろ?なら、パパからはお尻ぺんぺんをしないよ、・・だから、悪い事をしたと思った事でも正直に・・もっとお話を聞かせてくれ」
「・・ほんとーにしない?」
「しない、しない、だから・・・お話を聞かせておくれ」
「・・うんっ!えっとね・・」
マナは、父親を上目使いで口を開いた・・・

〜マナの語りながらの回想〜
マナね・・・おねーちゃんを追っかけたんだけど・・みうしなちゃった・・けどね・・
「確か・・おねーちゃんはここらへんで・・・」
どこかなー?おねーちゃんどこかなー・・あっ、おねーちゃんが前着てたサンタさんとおんなじ服だっ!
そう思ってね、サンタさんの服を着ている人を見つけたからね、マナね、その人に聞いたの

「あのー・・」
「ん?ほわっ!ちっこいりなっち先輩がいるっ!」
「りなっちせんぱい?」
「っと失礼、ごめんね、ビックリさせちゃって、んで、どーしたのかな〜?トナカイちゃん」
「・・え〜と・・え〜と・・」
「ん・・・ん〜?ゆずおねーちゃんサンタエディションに何か用なのかな〜?」
「サンタ・・えでぃ・・しょん?」
「違う違う、エディッショナブル」
「・・・えでぃっ・・しょ・・なぶる?」
「はい、良く言えました〜・・そ・れ・で、何が聞きたいのかな?」
「え・・えっとね、うんとね・・マッ・・マナのおねーちゃんどこか知りませんか?」
「おねーちゃん?んー・・、おねーちゃんどこ?って言われても・・・って・・・あー・・もしかして、・・わかるかも・・りなっち先輩の事かな・・・」
「・・・?」
「ん〜、まぁ、ついてきてよ、たぶん、りな・・じゃなくって・・おねーちゃんに会えると思うよ?」
「ホントっ!?」
「うん、ちょっとついてきてー」
「え・・・・ごめんなさい・・それはダメなの・・・」
「え?なんで?」
「マナね・・知らない人について行ったらダメってママに言われてるの」
マナね、ママの言いつけ守ったんだよ、その後ね、おねーちゃんが何か、ん〜とか言った後ね・・

「ん〜・・・・おねーちゃんの事どう見える?」
「・・えっと・・サンタさん?」
「ピンポンピンポーン、正解〜おねーちゃんはサンタなのです!だ・か・ら、知ってる人でしょ?」
「え・・、あ〜、そっか〜」
「うん、だから知らない人じゃないでしょ?だから、ついてきてもママに怒られないでしょ?だから、ついてきてね?」
「うんっ!」
「じゃぁ、はぐれないように、ほら、手つなご?」
「うんっ!」
マナね、サンタさんとお手手繋いで、一緒についていって、あま〜い臭いがするケーキがたっくさんある、お店に入ったの・・・そのあとね、そのあとね、『良い子にしてたら、おねーちゃんに会えるから、良い子にじっとしててね?』って言われたから、ホントーに良い子にじっとしてたらね、おねーちゃんに会わせてくれたのっ

ガチャっ!
「マナッ!」
「あっおねーちゃんっ」

マナね、おねーちゃんを見つけて、ぎゅってした後、おねーちゃんのお仕事のお手伝いしに来たんだよって言おうとしたらね・・おねーちゃんが怒ったの・・マナね、ごめんなさいしようとしたの・・そしたらね・・おねーちゃん・・泣いてたの・・いっぱいいっぱい泣いてたの・・でね・・・

泣いてる、おねーちゃんはね・・・
「せ・・先輩先輩・・ちょ・・ちょっと・・落ち着いてって・・何する気なんですか?」
「見てわからない?悪い子に、お尻ぺんぺんするのよっ」
マナのお尻をね・・ぺんぺんしてきたの・・

ぱぁんっ!ぱぁんっ!ぱぁんっ!ぱぁんっ!ぱぁんっ!ぱぁんっ!ぱぁんっ!ぱぁんっ!
「ダメ・・でしょっ!ひっく・・ここ・・ぐすっこんな遠くまできちゃっ!」
「ひああぁ〜〜ん〜〜いたぁいっ!いたぁいっ!いたぁいぃ〜〜〜〜〜〜」
マナ、ごめんなさいしたの・・

ぱぁんっ!ぱぁんっ!ぱぁんっ!ぱぁんっ!ぱぁんっ!ぱぁんっ!ぱぁんっ!ぱぁんっ!
「迷子にぃ・・ひっく・・なったらぁ・・ぐす・・うぇ・・どーするつもり・・だったの!?」
「やぁーーーっ!!ごめんなさぁーーーーーいぃ〜〜〜〜〜」
いっぱいいっぱいごめんなさい・・したの・・・
でね・・でね・・おねーちゃんもマナもね、いっぱいいっぱい泣いたの・・

ぱぁんっ!ぱぁんっ!ぱぁんっ!ぱぁんっ!ぱぁんっ!ぱぁんっ!ぱぁんっ!ぱぁんっ!
「ああぁぁ〜〜〜〜〜〜ん〜〜ごべんな〜〜ざぁぁ〜〜〜〜〜いぃぃぃ〜〜〜うわぁぁ〜〜〜ん」
「ちょ・・先輩・・・大丈夫ですか?ずっと泣いてますよ?」
「おじおぎっ!うぇ・・ひっっく・・じてるんじゃからぁ・・・うっ・・当たり前・・ずずっっ・・でしょ?」
「・・・いやぁ、けど、つらいのはわかる気がしますが・・そんな泣く程じゃ・・先輩凄い顔ですよ?」
「ゆじゅ・・はぁ・・ひっく・・だまってぇ・・なしゃいっ!ぐす・・」
「・・せんぱ〜い・・・・・つらそうですよ?大丈夫なんですか?」
「いっ・・ひっく・・いいからぁっ!・・うっ・・だま・・るのっ」
「・・・・・・・」
「・・いげ・・ひっく・・ない・・ごっ!(いけない子)」
ぱぁんっ!ぱぁんっ!ぱぁんっ!
「あうぅぅ〜〜〜〜うわぁ〜〜おねえちゃぁぁあ〜〜〜んん〜〜〜ごめんなさぁ〜〜いぃ〜〜」
「泣いでもぉ・・ひっく・・まだぁ・・うぇ・・許さ・・許さな・・いん・・うっ・・だからぁっはぁはぁはぁはぁ・・」
そのときね、おねーちゃん、とってもつらそうだったの・・

「ちょっ!先輩!?大丈夫ですか!?」
「ごめんなさぁぁいぃ・・お姉ちゃんを泣かせて・・ごめんなさぁい・・・・ひっく・・」
おねーちゃんがいっぱいいっぱいいぃ〜〜ぱい泣かせちゃったから、こうなっちゃったから・・マナごめんなさいしたの・・・そしたらね・・おねーちゃん・・

「・・・先輩、ハンカチじゃなくてアレなんですけど・・はい、タオル」
「・・あ・・りがどおぉ・・」
「遠慮なく涙拭いてください、テーブルふいたやつですけどっ」
「ふぇ・・・ふぇええ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん」
「ちょ・・せんぱ〜い、何で今頃、大泣きするんですか〜〜〜」
「だってぇ・・だってぇ・・ひっく・・えぐ・・だってぇ〜マナがぁ〜〜マナがぁ〜〜ぶび・・でぇ・・よがったぁ・・・(無事で良かった」
大声で泣いちゃったの・・・

〜吉田家、浴室〜
「理奈が泣いていた?」
「うん、いっぱいいっぱいいぃ〜〜ぱい泣いてたよ?」
「そうか・・」
理奈・・、恥ずかしかったのか・・自分が泣いたって事さっき、俺に色々と話してくれた時・・その事勘付かれないようにその事は言わなかったみたいだな・・
正治はそう思いながら、頷いた・・

「おねーちゃん、ほんっと〜にいっぱいいっぱいいぃ〜〜ぱい泣いてたんだよ?んっと・・今・・言ったのとぉ〜もう一回、いっぱいいっぱいいぃ〜〜ぱい泣いちゃったんだよ」
「もう一回?」
「うんっ、その後ね、おねーちゃんがね、肩車とかしてくれたりね、一緒に走りまわったりしてね、一緒に遊んでくれたの〜」
「そうか、それは良かったなぁ」
「うんっ!」
マナはその時満面な笑みを浮べた、よほど楽しかったのだろうな・・と正治は思いながら、正治は笑顔でマナの頭をなでた・・しかし・・マナはちょっと悲しげな表情に変わった・・

「その後ね・・お家に帰ったらぁ・・・ママにね・・おしり・・ぺんぺんされちゃった・・マナだけじゃなくね・・おねーちゃんもね、ぺんぺんされちゃったの・・」
そのワケはどうやら、イヤ〜な事思い出したからだったみたいだ・・

「理奈もか?(そういえば・・話してる最中・・何だか、忘れてとか言って騒いでた時あったな・・・そのことか・・?)」
「うんっ・・昨日ね・・」
そういうとマナは思い出しながら正治に語ったのだった・・

〜マナと理奈、一緒に帰宅後の回想しながら、正治へと語る〜
ガチャ・・
「ただいま〜おかあさーん?いるー?」
「た〜だいま〜」
「おかえりー、ふたりともーちょろぉ〜〜と・・きてくれるー?」
お家に帰るとね、ママがね、呼んでいたの

「・・マナ、覚悟はきめた?」
「え?なに?おねーちゃん?」
「ん・・いや、なんでもないない・・・はぁ・・・・行きますか・・」
マナとおねーちゃんは一緒に、ママの居るトコへと行ったの・・

「おかえり〜、さっそくなんだけど・・まなちゃ〜ん、おいでおいで〜」
「うんっ・・えへへ〜♪」
マナね、ママにね、飛び込んだの・・・そしたらねそしたらね・・笑ってたの・・けどね・・けどね・・・なんだか・・・すっごぉぉ〜〜く怖かったの・・

「・・まま?」
「マナちゃん、ママすっごく怒ってます、ナゼカ?ワカル?」
「ひぇ・・・わかんない・・けど・・ママ笑ってるよ?なのに・・怒ってるの?」
「ふふふ・・なんで笑ってるか・・ワカル?」
「ん・・ん〜と・・わ・・・わかんない」
「マナにね・・・怒っている顔を見せないためよ?」
「・・・?」
「じゃないと・・ママ、こんな顔なっちゃって・・マナ・・お膝の上に来てくれないでしょ?」
「・・・ま・・まま?」
い・・いきなりね・・・・うぅ・・思い出したくないよぉ・・ママが・・オニさんみたいに凄く怖い顔なって・・
・・・そのあとね・・・

ぱぁんっ!ぱぁんっ!ぱぁんっ!ぱぁんっ!ぱぁんっ!ぱぁんっ!・・・・・・・・
「ふぇえ〜〜〜〜〜〜〜ごめんなさぁぁ〜〜〜いぃ〜〜〜」
ママのおひざにのせられたあとね・・いっぱいいっぱいいぃ〜〜ぱぁ〜〜い・・マナおしりぺんぺんされたの・・・・

「お姉ちゃんにもっママにもっ!心配かけてっ!もぉ〜〜と反省しなさいっ!今日は泣いても許さないからねっ!」
ぱぁんっ!ぱぁんっ!ぱぁんっ!ぱぁんっ!ぱぁんっ!ぱぁんっ!ぱぁんっ!ぱぁんっ!・・・
「あぁ〜〜〜〜ん〜〜〜〜〜ママァ〜〜〜ごめんっなさぁぁあああ〜〜〜〜いぃ〜〜〜」
いくら泣いてもね・・いくらごめんなさいしてもね・・ママはね、オニさんになったまま、マナのお尻をね・・ぺんぺんしたの・・・

「・・おかあさん、私、先にお風呂入るね・・」
「りなちゃ〜ん?どこいくの〜?」
「・・・な・・なに?その言い方、おかーさん・・・お風呂だけど?」
「そう、けど、ちょっと待っててね、理奈、・・・マナ?」
「ふぇぇ・・うっ・・ぐす・・な・・・ひっく・・な〜に?・・」
ママはね、マナをお膝から、下ろすとオニさんになるまえじゃない、いつものニッコリした顔で言ってくれたの・・
「良い子だから、ちょっとだけ、そこで、動かないで大人しくしててくれる?大人しくしててくれたら、もうお尻、ぺんぺんしないから・・」
「え・・?・・うんっ!」
「お待たせ、理奈ちゃん、お風呂なんだけど、お仕置きのあとでいい?」
「え・・?まぁ、いいけど・・・・・・・え・・ちょ・・待って・・も・・もしかして〜もしかしますか?」
「もしかして〜もしかします・・理奈ちゃん、お尻出して、ママのお膝に来なさい?」
「ちょ・・ちょっと待ってよ・・わ・・わたし・・もう、21よ?そ・・そんな・・お尻ぺんぺんだなんて・・」
うしろにさがるおねーちゃんにママはね、追いかけてね・・おねーちゃんをお膝に乗せるとね・・おねーちゃんののお尻をね・・・ぺんぺんしたの・・

ばちぃんっばちぃんっばちぃんっばちぃんっばちぃんっばちぃんっばちぃんっばちぃんっばちぃんっ

「いったぁぁあああ〜〜〜っ!いったぁいっ!いったぁいっ!いたいたいたいたぁ〜〜いぃ〜〜〜」
「叫んでもダメよ?何で叱られてるかは・・理奈ちゃんが一番わかってるでしょ?」
いっぱいおねーちゃん、ママにぺんぺんされたの・・

ばちぃんっばちぃんっばちぃんっばちぃんっばちぃんっばちぃんっばちぃんっばちぃんっばちぃんっ

「はいぃ〜〜もっちろっうっくぅっんっ!あぁ〜〜っわかっいてぇーぃいまぁぁああーすぅぅう〜〜」
「うんうん、じゃぁ・・もぉ〜と反省しなさい」

ばちぃんっばちぃんっばちぃんっばちぃんっばちぃんっばちぃんっばちぃんっばちぃんっばちぃんっ

「いあぁーーーーっ!!うぇええ〜〜〜ままーーーー!ごめんなさぁぁああーーーーいぃ〜〜」
「まだよ、謝ってもまだ、許しません」
いっぱいいっぱいおねーちゃん、ママにね、お尻をね・・ぺんぺんされたの・・
ばちぃんっばちぃんっばちぃんっばちぃんっばちぃんっばちぃんっばちぃんっばちぃんっばちぃんっ

「うぇええええ〜〜〜〜ん、許してぇーーママぁーーッ!あぁ〜〜〜ん」
「まだ、許しません」
おねーちゃんが泣いても・・ママは・・おねーちゃんのお尻をね、ぺんぺんしたの・・

ばちぃんっばちぃんっばちぃんっばちぃんっばちぃんっばちぃんっばちぃんっばちぃんっばちぃんっ

「もぉーーぢまぜぇーーーーーーんんん〜〜〜〜〜うわぁあぁぁあああ〜〜〜〜んん〜〜〜」
「ほんとーにもうしない?」
おねーちゃんが・・かわいそう・・マナね、そう思ったんだけど・・だんだんとママがね・・

ばちぃんっばちぃんっ

「いあぁああいっ!うくぅうあああ〜〜〜〜ん・・・もぉ・・ひっく・・ぢまぜん・・」
「そう、・・じゃぁ、おしまい・・・って言いたいけど・・」
ママがね・・

ばちぃんっばちぃんっ
「んあああーーっいぃぃーーっなんでぇっ?う・・・・ひっく・・おしまい・・じゃなかったの?」
「逃げた分、オマケしとくわね?」
「そそっ!・・そんなぁーーっ!オマケーーっ!いらぁなぁあ〜〜ぃいいぃ〜〜〜〜うぇえ〜〜〜ん」
「じゃぁ、最後にさらにオ〜マケ」
いつものママの声になったの・・

ぱんっ
「いあぁっ!ひっく・・・ごめんなさぁぁいぃ・・うっく・・うっ・・マァマァ・・」
「それじゃぁ、最後の最後のオマケに・・」
「えぇえ〜〜〜!?やーーーだーーーーっ」
「ふふふ〜やだと言われても、最後の最後のオマケに・・久々にだっこしてあげるわね〜・・・・よしよし」
ママはね、いつものやさしいママになったの・・だからかなぁ・・
「ふぁ・・・・ふぇぇぇん・・・・・ママァ・・」
おねーちゃんね、泣いてたの・・けどね・・けどね・・お尻いたいからっじゃなくて、ママにゆるして貰えて、泣いてたの・・

「あらあらあら・・マナより、重たくなったのにぃ・・とってもあまえんぼさんね〜・・ふふふ・・よくがんばりました、そんなりなちゃんに、ご褒美になでなでなでなで〜〜〜〜♪」
「うぇええ〜〜〜〜〜ん〜〜ままぁ〜〜〜ままぁ〜〜〜あぁぁ〜〜〜〜ん〜〜」
おねーちゃん、いっぱいいっぱい泣いた後・・・ママのお膝をまくらしてね・・ねんねしちゃったの・・マナもね・・ママにいわれて、お膝をまくらにしてね・・おねーちゃんと一緒にマナもねんねしちゃったの・・

〜吉田家、浴室〜
「そうか・・大変だったなぁ・・理奈もマナも・・・」
しかし、理奈・・幼児退化が激しいタイプだったんだな・・まぁ、ナナコ(妻)もそういう傾向あるとき多いけど・・
・・・実はさりげに我慢弱い娘だし・・・ムリしてるんだろうなぁ・・・・やはり、たまには甘えさせる事も大事だな・・・・うん・・、理奈が恥ずかしがっても、むりやりにでもそうしてやろう・・
正治はそう思いながら、理奈にとある決意をしたのだった

「・・うん・・、パパァ・・」
「なんだい?マナ」
「ママからだけじゃなく、パパからも、おねーちゃんにいいこいいこしてあげて?」
「・・・あぁ、そうだなぁ・・・、頑張ったもんな、理奈は・・・」
そう言いながら、マナの話を思い出しながら、理奈の今日話してくれた事を思い出した・・

〜正治の第3視点的回想〜
単身赴任で頑張ってる正治が久々に実家に帰ってきた・・正治は愛娘の顔が見られるとうきうきと嬉しそうに玄関のドアを開けた
「たっだいま〜」
ガチャ・・
「・・は〜い・・・あっ!お父さんっ!、おかえりなさいっ!・・はい、スリッパ・・」
マナと一緒にお買い物に行った、母に言われ、留守番している、嬉しそうに父をお迎えした理奈は、父の目の前にスリッパを置いた

「有難う理奈、・・久しぶりだなぁ・・、良い子にしてたかぁ〜?」
「・・私もう、成人プラス1年なんですけど〜?」
「ははは、子供扱いしてすまなかった・・」
「・・まったくよ・・・」
「・・寂しい事を言うなよ理奈〜、たとえ、成人しようとも、理奈はいつまでも俺の子だ、だから、甘えたかったら甘えてもいいぞ?というか、是非甘えてこいっ!俺がウチに帰ってきてるウチにな〜なんつって・・ははは〜」
「ま・・・まぁ、そうだけどね・・・・そのことは・・・今は遠慮しとくわ」
理奈は気恥ずかしいそうにポリポリ紅くなった頬をかきながらやんわりと父の提案を断った・・ギャグを入れたのに、マジメな回答に、『寒い』とか反応されるより、恥ずかしくなった正治はいやな汗をだらだらかきながら・・頬を紅く染めた

「と・・ところで・・俺が、居ない間・・何か変わった事はあったか?」
その嫌な感じに耐えられなくなった正治が話題を変えようと試みた

「あぁ・・あったわ・・色々あったけど・・特に昨日はね〜はぁ・・」
正治の試みに乗ってくれた理奈は、そう愚痴気味にため息交じりながらも微笑みながら、正治に、一部隠しながら、思った事、ほぼ全て口に出して語り始めたのだった・・

「クリスマス・イブ・・・それでも特に男も居ない、私はいや〜な事にバイト・・だったのよね」
「そうか、理奈、お前にはいつもいつも、苦労かけてすまないな・・」
「・・別にそんな苦じゃないわよ?・・けど・・やっぱりこーいう特別な日ぐらい、バイトバイトな毎日であんまり遊べない、妹のマナと遊びたかったな〜って思っただけ・・」
「そうか・・・やっぱりさぼりたいとか思ったのか?」
「うん、そう思ったけど、ちゃんとバイトに行ったわよ、だって、妹と遊びたいからってサボルなんておかしいでしょ?」
「まぁな・・」
「だから、ちゃんとバイト頑張ったわよ・・と言っても、途中で帰っちゃったんだけどね・・」
「何かあったのか?」
「まぁ、色々あってね・・たぶん・・ああなったら誰だって、働いてても・・途中で帰っちゃうって」
そう言うと、理奈は昨日、仕事場に行く準備のため、メイク中にマナが乱入してきた事を思い出しながら、その事を話したのだった・・・・・・・

・・・・・・・・・・
「・・それで、遅刻しなかったのか?」
「え?ああ、大丈夫、遅刻しそうだったけど、遅刻しなかったわよ・・・まぁ、・・・こっからよ・・・・・・・これからが問題なのよね・・」
理奈は、目の前のテーブルの前に置いてあるみかんをとって、皮をむしり、食べながら、迷子になったマナの事、マナを叱る時、お仕置きした事だけを話した・・・・・

「お仕置きを終えた後?」
「ああ、どうしたんだ?そのあと・・」
「・・・私は今日のバイトをきりあげ、バイト服着たままそのままに、急いで、マナと一緒に帰る事にした、いつまでもバイト先に迷惑かけるわけにはいかないでしょ?」
「まぁな」
「で、マナなんだけど・・さっきまで泣きじゃくってた姿がまるでウソのように今は、肩車をしてあげたら、きゃっきゃっとはしゃいでいたわ・・・て・・まぁ・・・人の事言えないけどね・・・」
理奈はそう言いながら、そっぽ向きながら、頬を紅く染めた

人の事言えないというのは・・マナだけじゃなく、理奈も泣きじゃくっていたからか・・悟られまいと語らなかったのに・・ついボロが出たんだなぁ・・理奈・・・
まぁ・・俺は気付けなかったわけだが・・

マナの話を聞いて大泣きした事を知った正治は、理奈の話の中の、いくつかの不可解な所の一つを解消した

・・・・・
「どうした?」
「んーん、なんでもない・・」
「それで、その後どうしたんだ?」
「帰るのが遅くなる事覚悟でご機嫌とりしたわ・・・・・・ま、いっか、その分お姉ちゃんと一緒に遊べるもんね〜マナ?・・とか言ったけど、本当は私が一緒に遊びたいだけだったんだけどね・・」
「そうか・・」
理奈はとても嬉しそうに、マナを肩車してはしゃいだ時の話を正治に話したのだった・・

「ちょ〜と・・・・・」
「ちょっと?ちょっとどころじゃないだろ?」
「・・はいはい、実際は大分疲れたわよ・・おんぶして走ったんだもの、マナが軽いとはいえ、そりゃ疲れるわよ」
「だろうな、しかし、いくら、理奈が疲れている事がマナにはわかっていただろうとは思う・・・だが、喜んでいる最中のマナがすんなり帰るとは・・思えないが?」
「だから、マナを何とかいいくるめて、ウチへ帰ったわよ・・・」
「そうか、難儀だったな・・そのあとは?」
「お家へ帰った後?あぁそんなの・・・当然・・、マナはお母さんから・・・」
「お仕置きか?」
理奈はもじもじとしながら、頬を染めながら、正治の言った質問にコクリと頷いた

「・・・とてもじゃないけど、私には見てるだけでもつらい光景・・・けど、妹が事故とかそういう・・どうかなった時の映像よりも遥かにマシね」
「そりゃ、そうだ、マナに大変な事が起きた方がつらいに決まってるっ」
「まぁ・・・けど、やっぱり・・見てられないわ・・・・アレは・・」
「・・で、どうしたんだ?見たくなかったんだろ?」
「そう思ったから、部屋から出ようとしたけど・・私はお母さんに引き止められ・・出られなかった・・」
「そうか・・・・・・・ん?なんでだ?」
「・・・・・・」
理奈は再びもじもじとしながら・・頬を染めた後、恥ずかし気に心なしかちょっと慌て気味に口を開いた

「えっと・・まぁ・・その後・・・・・その部屋で一緒にマナと寝ちゃったのよねぇ・・」
そう言った後、理奈はニコリと微笑みながら、先ほどのみかんを食べ終え、手を伸ばし、二つ目のみかんに手を出し、皮をむき始めた・・

「そうか〜それは良かったな、けど、理奈、マナと一緒に寝たという事で、バイトには行きづらかったんじゃないのか〜?」
そうちょっとニヤリとしながら、聞いてくる正治に、理奈はちょっと、うっという気まずそうな顔をしたが、すぐに先ほど見せたニコリと微笑んだ顔に戻った後、口を開く

「・・今日のバイトはね・・彼氏が居るからソイツとデートとか見え見栄なウソついてバイトはサボった、たまには、マナとたっくさん、遊んであげたいしねぇ・・・・」
そういいながら、理奈はしみじみとした顔でみかんを口の中に放り込んだ

「・・・また、見栄はったな〜というか、理奈、お前がマナと遊びたかっただけじゃないのか?」
正治はニヤニヤしながら、聞き返した

「な・・何よ?・・お前がマナと遊びたいだけじゃないのかって・・?・・バレたか〜、けど、さぼって遊んだっていいじゃないっ、いつも頑張ってるんだからっ」
「まぁ、そうだな、よし、許す」
理奈は『そりゃ、ど〜も』という感じに笑顔でぺこりと無言でお辞儀した後、マナと語った事・・主に、『クリスマスにプレゼントして欲しいのは大人にしてくださいという事』を話した・・

「・・プレゼントは、大人になりたいかぁ・・」
「早く大人になっても、良い事なんて、ないのにねぇ・・・むしろこっちは子供に戻りたいぐらいよ・・」
理奈は、そう言いながら、みかんを食べ終えた後、落胆気味に再び口を開いた

「まぁ、それは俺も思う時あるなぁ・・色々と甘えられそうだしなぁ・・」
正治はうんうんと頷きながら、そう言った、理奈はみかんを口に入れながら、正治と同じく、うんうんと頷きながら、口を開いた

「そうそう、子供になったら・・お尻ぺんぺんされた時とか、遠慮なく泣けるし・・あまえ・・・・・」
「・・・・ん?どーいう事だ?」
「・・・あっ!」
何かに気付いたかのように、理奈は驚きながら、急に、頬を紅く染めると、慌てたように、正治の前に両手を『違うっ違うっ』という感じでぶんぶん振りながら、大きく口を開いた

「ちょ・・・わーわーーっ!今言ったの無しっ!無しっ!忘れてっ!!お願いっ」
パンッ!
そう言いながら、理奈は、祈願するように、両手を合わせてそう言った・・・

・・21歳にもなって、お尻ぺんぺんされたなんて・・やはり、言えないものだよな・・しかし、またボロを出したという事か・・・今回のはわかりやすいボロだったな・・まぁ・・理奈には気付いてないフリをしておいてやるか・・・

マナの話を聞いて大泣きした事を知った正治は、理奈の話の中の、いくつかの不可解な所の一つを解消した

「・・・わ・・わかった・・そっ・・それで・・大人になりたいって言ってるマナに・・何て言ったんだ?説得したんだろ?」
恥ずかしがり、慌てる理奈をなだめようとした正治、見事なだめる事ができたのか、理奈は大人しくなった後、口を開いた
「・・思いついた事言ったのよ、大人になったら、幼稚園にも小学校にも行けなくなるわよ?ってね
そしたら、悩んだ末だったけど・・マナは一応納得してくれたわ」
「・・・・そうか、その後は?」
「その後は・・まぁ、納得してくれてスッキリしたんだし、たくさん遊んであげようと思ったわ」
「まぁ、それが、バイトをさぼった理由だしなぁ〜」
そう言いながら、理奈に向けて、正治はちょっとイヤミチックににんまり笑った

「まぁね〜でね、私は遊ぼうって言いながら手を差し伸べたのよ」
「・・ほう」
「マナはその手をとった・・っと思いきや、いきなり、台所へ駆けていったら・・クラッカーとってきて、パンッと鳴らすと同時にメリーくりしゅま〜しゅってね」
「そうかぁ・・俺もそーいう感じにメリーくりしゅましゅって言われたいなぁ」
「ふふっ残念っ、もうクラッカーないから、ソレはムリね」
理奈は嬉しげと自慢げに、さらにイヤミそうなのが配合された微笑みを見せた、先ほどの正治のにんまり笑いの時間差をつけたお返しなのだろう・・

「いっこぐらいあるだろ?」
「たぶん、ないわよ、私が、マナにそうされるたんびに笑顔になったら、嬉しそうに連射してたもの・・頂き物のクラッカー分もね」
「・・・・・ちっ」
「・・本気で舌打ちしないでよ」
「・・まぁ、今ので、よーくわかったよ、そこらじゅうに・・転がっているクラッカーの意味が・・」
そう言いながら、小さなゴミ箱から入りきれず溢れている、マナが連射したクラッカー発射後のカラ箱を微笑みながら見つめていた・・

・・・・・・
その事を思い出した正治は・・・
「なぁ・・マナ」
「はちじゅっきゅっ・・・な〜に?パパ?」
湯船につかりながら、話していたため、明らかに100秒以上経過しているのだが・・100まで数えようとしている・・ちょっとのぼせ気味なマナに対し、お願いをしてしようと話しかけたのだった・・

「あとで、クラッカーを買いに出かけないか?」
「え?・・うんっ!いいよっ!!」
「そっそうか!」
マナは正治の提案に満面の笑みをしながら、承諾した、そのマナの反応に、正治はニコリと笑った

「えへへ〜♪パッパとおっでかけ〜♪おっでかけ〜♪」
「マッナとおっでかけ〜♪おっでかけ〜♪」
「うっれし・・あー・・」
「うっれ・・?ん?」
親子が即興で作った歌の途中で、ちょっと悲しげな表情になったマナ・・

「ど・・どうした?いきなり?(きゅ・・急にいやになったとか?)」
そして、正治も悲しげな表情になった

「いくつまで数えてたかわすれちゃったぁ・・もいっかい数えなおさなきゃ・・ひと〜つ・・・・」
その言葉に正治はホッと一安心した・・最初から数え始めるマナを見て、早くマナと一緒におでかけしたい正治は、高速で頭を回転させ、『コレならマナも納得してはやくあがってくれるだろう』と自負出来る、策を思いつき、口にした

「こらこら〜だめだぞ〜?けど、今日はクリスマスという特別な日なので、許すっ!ささ、早くあがろうマナ」
「いいの〜?・・ひゃっ」
「いいの、いいの、さぁ、あがろうっ!マナ、そして、パパとおでかけしようっ!」
ざばっ
最後まで返事しようとしたマナを無視して、すぐさま、抱っこして、湯船からあがった、ちょっと大人げない正治、そんな正治を上目使いで見ながら、マナはニッコリと微笑んだ・・

・・・風呂から上がり、着替え、居間のドアを開ける
「ふぃ〜」
「・・ふぃ〜」
マナは正治のマネをしながら、正治とマナがドアを開けた

ガチャ
「おっ」
そんな二人を待ってましたと言わんばかりに、娘と母が、クラッカーを鳴らして、二人を祝福した

パパンッッ!
「「メリークリスマース!」」


おしまい



我らがマイスターあきらから素敵なクリスマスプレゼント2!
マナちゃん視点わっしょい!!「バスタイム編」と聞いてお風呂場でスパすると思った私を許してください(笑)。
理奈ちゃん予想以上の大号泣でお仕置きしているのが面白い(笑)って言うか、可愛いですね☆
この妹思いさんめっ(o´∀`)σツンっ☆しかしこの家族はパパもママもいいキャラしてるわ〜!
そしてカナ・エルはゆずさんも大好きです(笑)!妙にノリいいって言うかハイテンションなところが素敵(笑)。
マイスターあきらの可愛いクリスマスプレセントでお腹いっぱい夢いっぱいのカナ・エルでした!
2本も頂いて嬉しいです!本当にありがとうございました!マナちゃん可愛い!
戻る 進む

TOP小説