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ハロウィンジェラシーモンスターズ
テキスト
出来たところまでの文章を公開しています。
未完成箇所あります。全体的に短いです。
ご了承願います。・゚・(ノД`)・゚・。
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「門屋!」
昼間。
執事寮の廊下で呼ばれて振りかえると、小二郎がこちらに駆けてくる。
私服姿の小二郎は、やってくると持っている可愛い小さな袋を勢いよく差し出した。
「これ、やるから!」
「え?」
「今日、ハロウィンだろ?」
ポカンとしていた門屋は、「ああ!」と納得した。
今日はハロウィンだ。
別に忘れていたわけではない……むしろこの日を待っていた。
けれど、小二郎から何かもらえるとは思っていなくて一瞬ポカンとしてしまったのだ。
その門屋に小二郎は心配そうに言う。
「それ、クッキー、買ってきたやつだけど……やるから。だからイタズラするなよ?またおにぃに怒られるぞ?」
「なんつー心配してんだよお前はッ!!イタズラなんてしねぇよ!俺はガキか!?」
「…………」
「否定しろよ!」
ツッコミの様にやや怒りの門屋だったけれど、
最終的には嬉しそうに笑っていた。
「でもまぁ……ありがとな?」
「う、うん……」
「イタズラしねーってば。信じろよ」
「うん!じゃあな!」
「おう」
やっと安心したように走り去っていく小二郎に
手を振ってから、門屋はキリリと前を向く。
「さて行くか……戦にな!」
門屋は廊下を走り去った。


今日はハロウィン。
この日、夕方から夜にかけて、都心にほど近い某広場ではある催し物が行われていた。
その名は『ハロウィン・モンスター・ナイト☆』
概要は至極簡単。参加者が仮装をしてお菓子を交換しあうというモノ。
参加にはいちおうチケットがいるが入手は誰にでもできる。参加費は無料。
強いて言うなら持ってくるお菓子代だけ。
老若男女、カップルも友達も家族もお一人様もどんと来い!
陽気な仮装好きの人々の交流を目的とした平和なイベントだった。
一応、広場のあちこちには警備員がいるものの、全体的には和やかなムードだ。
広場のあちこちには色とりどりの電灯が灯されて、
ハロウィン独特の、飾りつけがされた幻想的な雰囲気だった。
そんな『ハロウィン・モンスター・ナイト☆』の会場を、向かいのビルの屋上から見つめる影が一つ。
「ククク……待ってたぜ『ハロウィン・モンスター・ナイト☆』……今こそ我らの復活の時だ!!」
風にマントをはためかせ、先端に碇が付いファンシーなステッキをを持って
そんなセリフをのたまうのは派手な海賊の服を着た青年。
正体は門屋。
そんな彼がバッとステッキを一振りして叫ぶ。
「出でよ!ジェラス2号!」
「あいあいさーっ!お呼びですかー!隊長ジェラス?」
どこからともなく現れたのは少年。
正体はまたまた人間界に遊びに来た立佳だ。
セーラー服とナース服が融合した様な仮装をしていた。
そんな立佳に門屋は言う。
「よぉジェラス2号!元気そうで何よりだぜ!
けど、今日の俺はキャプテン・ジェラスだからな!」
「分かったよキャプテン・ジェラス!」
「よし!ならば今日も鷹森を潰しに……」
「待ちな!」
キャプテン・ジェラスは見知らぬ声に機敏に反応する!
「おのれ、何奴!?」
「幻想的なハロウィンの夜に、麗しい恋人達……」
そんな口上を述べながらゆらりと現れるのは小さな影。
その影は言う。
「んなもん絵画の中だけでいいわ――いッ!!」
「「キャ―――ッ!大堂先生―――――ッ!!」」
キャプテン・ジェラスとジェラス2号が黄色い声を出す。
正体を現したのは、小柄だけれどれっきとした中年。
画聖と名高い画家の大堂夕月だった。
ちなみに今日は真っ白な聖職者風の仮装だ。
こうして、運命に導かれた3人……否、3匹のモンスターは、
『ハロウィン・モンスター・ナイト☆』へと繰り出した。
「行くぞ!カップルを許すな!打倒カップル!お菓子を奪え!
我らハロウィン・ジェラシー・モンスターズの名にかけて!」
「「お―――――っ!」」
そんな掛け声勇ましく。

まず最初にハロウィン・ジェラシー・モンスターズが
見つけたのが、やっぱり今日も仲良く来ていた鷹森と小二郎の二人組だ。
ちょっと変わった王子様衣装の鷹森と、海賊風×お姫様な衣装の
小二郎を見て、怒りを露わにするキャプテン・ジェラス。
「ちくしょうアイツ……許さん!絶対に許さん!」
「今すぐ潰しましょうキャプテン・ジェラス!」
それに賛同する立佳がそういうと、夕月がすかさず手を上げた。
「私に任せて!なかもり君なら、私勝てそう!」
なかもり、ではなく鷹森だと訂正はせず、キャプテン・ジェラスは夕月にGOサインを出す。
「よし……行って下さい大堂先生!!」
「わかった!」
張り切って鷹森と小二郎のペアに近付く夕月。
他の2りはそっと人ごみに紛れて様子をうかがう。
夕月はターゲットとだいぶ距離が縮まって、向かってくる夕月に気付いた鷹森と小二郎が笑顔で挨拶した。
「大堂先生、こんばんは!」
「大堂先生も参加してらしたんですね」
「そうだよ!こんにちは!」
つられてニコニコ挨拶してしまった夕月は、慌てて
キッと迫力ない顔で二人を睨む。
「なっ、なかもり君に小二郎君!君らカップルだよね!?カップルは成敗するんだぞ!」
突然の夕月の言葉に、鷹森と小二郎は顔を赤くして慌てていた。
「だっ、大堂先生!僕ら、その、カップルとかじゃないです……!
あと僕の名前、“なかもり”じゃなくて“たかもり”です!」
訂正する鷹森の横で、小二郎は真っ赤な顔で俯いていた。
そんな二人に夕月は拍子抜けしたように目を丸くした。
「え?カップルじゃないの??」
「はい……付き合って、ないので……友達です」
「…………」
鷹森が答えて、小二郎は鷹森の服を掴みながら赤い顔で俯いている。
すっかりカップルを潰すつもりだった夕月は困ってしまった。
(どうしよう……?)
夕月は考えた結果……

で、でも潰さなきゃ

やっぱり潰せないや


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【作品番号】HJM


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