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司さんと僕〜ハロウィンコスプレ編〜 ちょいエロ


現代日本では、ハロウィン=コスプレのイメージがあるよね?
だから……司さん、またしてもセクシー女教師の衣装買っちゃったみたい。
「……梓……ホンットにごめん……」って謝る司さんの恥ずかしそうな顔がとても良いとして。
コスプレ(させるの)好きなのかな?それともプレイ的な意味で完璧主義??
僕としては全然構わない。むしろ――こんな事もあろうかと!
僕が選んだ司さん用のコスプレ衣装も持ってきておいてよかった!
司さん、少しビックリしてたけど「いいよ」って、着てくれるみたいだし……!
あぁ早く見たい早く見たい!!

「よし!」
全然良くないけど!
今日の衣装も袖とかタイトミニスカートの両側面とか透けてる気がするけど!!
肩とか胸元とかガッツリ出る気がするけど!僕に着こなせてるとは思えないんだけど!!
着替え終わった自分の恰好が恥ずかしいとかそんなより、
司さんの様子が気になる僕……今すぐ司さんのいる洗面所へ駆け込みたい!!
……決して女装に慣れたわけではないよね!?
と、いうかいつも思うんだけど司さんの買う“女教師コスプレ”って
正統派じゃないって言うか、どこか露出が激しいって言うかAVっぽいって言うか……
……その辺、突っ込んで聞いてみたら面白い展開になるのかな??
「……イケナイ司君
僕はやっぱりウキウキワクワクと、司さんの元へ向かうのでした♪


「司さん!!」
弾む声を隠しきれない僕が、名前を呼ぶと同時にドアを開けようとすると、
ドアが開きませんでした。
(何だと!!?ロックが!!?)
一瞬本気でドアノブを睨みつけてしまいましたが、
僕は気を取り直して洗面所の奥へ声をかけます。
「つ、司さん!僕、着替え終わりました!!司さんはまだでした!?」
あぁ声が、声の興奮と必死さが自重で来てないけどそんなのどうでもいい!!
司さんの姿が早く見たいよぅ!!
「梓……」
ドアを隔てて聞こえる、司さんの戸惑った声。
ど、どうしたんだろうサイズが合わなかった!?
いや!ピチピチでもブカブカでもそれはそれで……!!
なんて、考えてたらまた司さんが言う。
「梓が俺にしてほしいコスプレって、本当に、これで合ってる……??」
「???合ってると思います!!何度も中身は確認しましたから!
な、何か問題が起こりましたか!?サイズが合わないとか!?
着方が分からないって事は、まさか無いと思いますが……!!ちゃんと着れました!?」
「着れたは着れたけど……」
「ならば開けてください!!」
ガチャガチャガチャガチャッ!!
思わず食い気味に叫びながらドアノブを高速回転してしまう僕。
だってしょうがないじゃないか!このドアの向こうにはコスプレ姿の司さんが!!
くそう!何で開けてくれないんだろう司さん……!!
「ま、待って梓!!梓は俺に似合うと思って買ってくれたんだろうけど!
正直全然似合ってないから!今ちょっと見せられない感じになってるから!
だから俺はやっぱり普段の服で……」
「何言ってるんですか!!イケメンに似合わない服がこの世に存在するわけないでしょう!!?
似合う似合わないはこちらで判断させてもらいたい!
っていうか司さん絶対似合ってます!見たいです!!ここを開けてください!!」
「梓ダメだって!!これはヤバいって!!脱いで着替えていいよな!?」
「ダメです!!僕だって貴方の選んだ服を着てるんですよ!?見てくれないんですか!?
貴方が着替えるなら僕だって着替えます!!」
「それは……!!」
ここで揺れてくれるのが嬉しいやら恥ずかしいやら……僕も相当真っ赤になりながら言った。
「お互い男です!腹割って根性みせましょう!!?」
そしたら司さん……
「ッ………分かった、今日はコスプレ無しで……」
「んもう意気地なしぃっ!!!司さんの意見なんて聞きません!!」
「あずっ――」
僕は気が付けばカッとなって、扉を超ノックしていた。
ドンドンガンガン!!
「司君!!そこにいるんでしょ!?何してるの!!?もう授業始まってるよ!?」
「えぇぇっ!!?」
「開けなさい!まさかサボろうとしてるんじゃないだろうね!?」
ごめんなさい司さん……
こうなれば強行突破なのです……!!

僕は
(見たい!)
このドアを
(見たい見たい!!)
何としてでも
(見たい見たい見たい!!!)
開けなければ治まらないのです!!
(貴方の姿が見たい!!)

だからだから!!
もう変態の形相でドアを叩きまくって貴方を追い詰めるしかないんです!!
ドンドン!ドンドンドン!!
「司君!聞こえてるでしょ!?開けて早く!!」
「あ、あず……!!」
「また先生を呼び捨てにして!!開けないなら先生が開けちゃうよ!?
そしたらもっと酷いお仕置きだからね!?」
「あ……」
「それとも!!司君はお仕置き大好きだから、そっちの方がいいのかな!?」
ヤバい僕の方が興奮してきた……!!
このまま司さんがドアを開けてくれなくて、僕がこじ開けたら
勢いで司さんに押し倒しダイビングしちゃいそう……!!
って、クラクラしながらドアを叩きまくってた。ら。
「わっ!!」
「梓!!」
本当に体が傾いて、司さんに抱きとめられた。
「大丈夫??」
「…………」
心配そうに僕を見る、彼の、体操着(青)姿を見て 僕は  ……
「ありがとうございますッッ!!」
「えっ!?」
「司さ、司君、司君似合ってる……!!似合ってるよ最ッッ高……!!」
感動と嬉しさと興奮で涙が出そうになっていた……!!
素朴な丸首体操服が司さんのイケメン具合と合わさって絶妙な最高具合に!!
短パン似合うぅ司さん大人のくせにぃぃッ!!
人間って感情が高まると、それがたとえ喜びだったとしても泣きそうになるんだね……!!
「いや……これは……無いよ……」
恥ずかしそうに頬を染める姿が、視線を俯けるのが、弱弱しい声が、また、また……!!
謙虚な司さんを褒めて“ありがとう”が出ないあたり、本当に恥ずかしいんだろう。
もう何かイケメンで可愛い!!あぁまた涙出そう!!
でも今は感極まってる場合じゃないんだ!
僕はうれし泣きを拭って、言うべき言葉を述べた。
「似合ってるか論争はさておき……こんな所に閉じこもって、
体育をサボろうとする司君には、たくさんお仕置きです!」
「っ!!?」
司さんがまた真っ赤になる。
そうだよ!楽しいのはこれからなんだから!
僕の夢と希望を叶えてくれた司さんにお礼もできるし!
体重を軽く司さんに乗せながら、僕はできるだけ冷静に言う。
「分かってたくせに。早くお仕置きしようよ……」
「う……」
「今日はモジモジして言葉が出にくいんだね?
返事は“はい”でしょ?ここはこんなに上手にお返事してるのに……」
「!!、ぁ……!」
僕は体操着のズボンの上からでも主張する下半身の司さんを撫でる。
冷静にしてるつもりの声はかえって変態っぽい上、
言動がエロオヤジっぽいという指摘はもうエロオヤジでいいです。
ガチガチの司さん(↓)をスリスリできるなら僕エロオヤジでいいです。
ひたすらそこをナデナデしながら、僕は冷静になり損ねてる変態ボイスで司さんに詰める。
「こんなに元気にして、もしかして体育をサボるついでにイケナイ事しようとしてた?
そこのところを先に詳しく聞いた方がいいかな?」
「わ、分かった!分かった先生!!素直にします……!」
司さんが焦って僕を引きはがす。少し残念。
けど、その残念さも一瞬の事だ。
司さんが僕に向けてお尻を丸出しにしてくれたから。
ご丁寧にお辞儀するようにこっちに突き出してくれるから、すごく何というか……
(司さんが体操着でお尻丸出しってものすごい破壊力……!!)
僕は目の前の光景に圧倒されそうになりながらも、
それに負けないように、必死に欲望を滾らせる。
(ここで心無い(=趣の分からない)人なら“お■ん■んを■■込みたい”とか思うんだろう!
でも僕はもちろん叩きたい!!)
男として“■■込みたい”という気持ちも多少あるけれど、
僕は叩くのが好きだし、司さんも叩かれるのが好きだしね!
これが僕らのベストアンサーだよね!!
バシィッ!!
「うあっ!!?」
この溢れる想いを叩きつけるように、
差し出されてるお尻を思い切り叩くと、司さんが驚き交じりの悲鳴を上げる。
そこに被せてもう何度か強めに叩きながら言う。
ビシッ!バシィッ!ビシッ!!
「司君、自分からドアを開けてくれたのは偉かったけど……
あぁそれも、なかなか開けてくれなかったし、
授業はザボろうとするし、悪い子だから今日もいっぱい反省してね?」
「あぁ!うぅ、はいっ!」
「いい子
バシッ!バシッ!ビシィッ!
「んぁああっ!先生っ……!!」
ハイトーンで語尾が萎んでいくような、そんな声で縋られて、
僕は余計にドキドキしてしまう。
叩くたびに(叩かれるたびに)、ビクビクと体を震わせながらも
耐えてるのはお仕置き慣れしてきたのか、従順だからか。
よくあるよね?
“お仕置きしてください”っていい子で従順にお仕置きされてくれる方が興奮するとか、
イヤイヤ泣いて怖がって抵抗されながらお仕置きされてくれる方が興奮するとか、
いっそお仕置きされて性的に気持ち良くなられちゃった方が興奮するとか、
そういう好みの問題でいくと……
僕は全部興奮する!!
だから今の頑張ってお仕置き耐えてくれる司さんも、
そのうちお尻を真っ赤にしちゃって泣き喚いて嫌がる司さんも、
実はお仕置きされて興奮しちゃってる司さんも、
全部見たいから僕はお尻を叩き続けるだけ!!
バシィッ!ビシィッ!バシッ!!
「うぁああっ!ひっ、いっ!!先生、ごめんなさっ……先生!!」
(もちろん、教育的指導的な意味も、あるあるだけど……)
いけないいけない!変な事ばっかり考えてたら悪い先生だよね?
少しは先生らしく真面目に司さんをお仕置きしてあげなきゃ!
「謝ってもまだダメ。何度もお尻ぺんぺんして謝ったって司君の悪い子なのは、治らなかったよね?」
「うっ、ううっ!!ごめんなさぁい……あぁっ!んんっ!」
「授業をサボろうとするのはきっちりお仕置きするとして、
エッチなのは男の子だし多少許してあげたいけど……
あんまり先生にいやらしい格好ばっかりさせるのは感心しないなぁ」
「ごっ、ごめんなさい!!うあぁっ!ごめんなさぁぁいっ!ひぅっ!!」
「露出が高いとか、透けてるとか、網とかが好みなの?
そういう格好の先生見て何を考えてるの?」
バシィッ!!
「あぅっ!!それ、は……」
「司君の事だから、お仕置きされる事ばっかり考えてるんだろうけど」
バシッ!ビシッ!!ビシッ!
「あぁああっ!!うぅう……!」
司さんが大きな悲鳴を上げる。
勢いで思いっきり叩き続けてるし、お尻も真っ赤になってきた。
司さんも逃れようとする動きが大きくなってきたし……
「そろそろ立ってるのも辛くなってきた?先生のお膝の上でお仕置きしてあげようか?」
「ひっ……!!?」
「何て声出すの……興奮なんてしないでよ?お仕置き、なんだから
バシィッ!ビシッ!!
「うぁああん!!」
「どうする?司君がどうしてもってお願いするなら、お膝の上でお仕置きしてあげるよ?」
バシッ!!バシッ!
そう言うならば、叩くのを手加減してあげればいいんだけど、
自分でもそうできないのが僕の悪い所……
だってすみません司さんの痛がってる甘い声がもっと聞きたくて……!
それで司さんが何て答えたかというと……
「先生、あのっ……!もう、っ!反省、したから……!!
お仕置き……叩か、ないで……!!」
予想外。
もちろんこんな要求が飲めるわけがない。
お仕置きして却下だ。僕はまた手を振り上げる。
「それはダ〜メ!隙あらば終わろうとして悪い子!」
バシッ!ビシッ!!バシィッ!ビシンッ!!
「あぁああっ!ごめんなさい!ごめんなさい!!」
「体育もサボろうとするし、お仕置きもサボろうとするし!
最近の司君たるんでるんじゃないの!?全くなってない!!」
「ごめんなさいぃぃっ!!あぁっ!うあぁあんっ!!」
“サボり魔の司君にもっと厳しくお仕置き”、のつもりで激しく叩いたら
司さんが泣いてるみたいになっちゃった。
そうそう!まだこれ見てないもん!!
泣いて嫌がって謝る乱れた司さんが常に見たいんだもん!!
そう思ったら止まらない。
ビシッ!バシッ!バシィッ!!
「あぁああん!ごめんなさい!先生ごめんなさい!うわぁああん!」
「悪い子はお尻が真っ赤になっても許しません!!」
「やだぁああごめんなさぁぁい!!いい子になりますからぁぁっ!!」
「ダメだよ!今日は厳しくするの!!」
「うわぁああああん!!」
どうしようどうしよう!
司さんが可愛過ぎて今日はどのタイミングでお仕置き終われば……!?
ブレーキをかけたい理性とは裏腹に、僕は無意識みたいに司さんに声をかけていた。
「でも今日はどこで許してあげようかなぁ?
司君って……道具で叩かれるのは興味ある?」
「ひ、ぃやぁああああっ!!」
「それとも……お仕置き大好きのえっちな司君が、
お尻叩かれながらイっちゃうまでとか……!?」
「うわぁああん!無理やだぁああああ!!そんなのさすがに無理だからぁぁッ!!」
司さんが泣き叫んで首を振る。
「あず、お願っ、先生!!先生ごめんなさいもう許してぇぇッ!!」
あぁあああ追い詰められた司さんって何でこうも色っぽいの!?
でももうダメだ!!いい加減止まらないと!!止まらないと!!
(ストップ梓!!司さんに嫌われてもいいのか!!?)
理性の叫んだ渾身の一言で、
「そこまで言うなら……今日は許してあげるね……」
僕はやっと手を止める事が出来た。
本当にごめんなさいでした司さん……
その瞬間は心の底からそうおもったんだけど……
「うっ、く……先、生……」
振り返った  涙目で、息を切らせ気味の  体操着な司さんを見て……
「……あぁでもそう言えば……」

愚かな僕はまた、司さんに卑しく触れながら、

「どうして体育をサボったかとか、ここで何してたとか……聞いて無かったね?」

優しい彼に意地悪しちゃうのでした。

……僕の心の中が全部司さんに見破られたらすごい怒られそう……
でも一回、司さんに叱られた方がいいのは、僕の方かも。
そう思う、僕なのでした。


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【作品番号】tukaboku3


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