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バレンタインの人妻トーク


『チーム人妻』の玲姫・時子・絵恋が
愛する人と過ごすバレンタインについて話し合ってみました。
※ジャンル越え、中途半端妄想、何か猥談っぽいの注意。

玲姫……お色気姉さん女房。弟な夫につい過激なイタズラをしたくなる。夫は真面目な性格の天の国の王様、境佳。

時子……優しい喫茶店店主。夫は他界したけど、年下のちょっと(?)イジワルな暴言学生、優君と交際中。

絵恋……セレブな若妻。温厚な夫の千賀流とは一回り以上年が離れているけどとにかく千賀流さん大好き。

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玲姫「やっぱり皆プレゼントはチョコにするの?」

時子「そうだね〜。それが無難かも」


絵恋「……でもうちの人、甘いものは苦手なの……」

玲姫「だったら、いっそ大胆に辛いものはどう?カレーとか!色も似てるし!」

絵恋「それは去年やったわ。でも、うっかり夕飯に出ちゃって子供達も薬に被弾して……
おかげですごく叱られちゃった。」


時子「ねぇ、当たり前みたいに薬が入ってる事にツッコんでいいかな?

玲姫「それ、何の薬?」

絵恋「分からないけど、翌朝まで効き目長持ち♥一晩中愛しあえますって書いてあったの。
私と千賀流さんはもう愛し合ってるから無意味だけど、もっと愛しあえるかと……」


玲姫「その薬の入手元詳しく教えて!!」

時子「食いついた!?やめなよ玲姫さん!旦那さんに怒られちゃうよ!?」

玲姫「……そうね。押し倒す方が早いわね」

時子「押し倒……」

絵恋「……私だって、薬に頼らなくても手錠と催涙スプレーさえあれば……ぼそぼそ……」

時子「玲姫さん前言撤回して!!キミのせいで若い女の子が
確実に犯罪者への道を歩み始めてる!!」


玲姫「あらぁ時子さん、さっきからツッコミばっかり忙しいけど
貴女だってバレンタインの日は
優君を押し倒しちゃうんでしょ?」

時子「押し倒さないよ!私が力で優君に勝てるわけないじゃない!」

絵恋「どうして?良い薬あるわよ?」

時子「絵恋ちゃんは製薬会社の回し者なの?!
そ、それにどうせ……優君に……」


玲姫「……!」

絵恋「……?」

時子「去年も『チョコはデザートだから先に主食を食べないと食べられません』って……
だから私、『だったら何か作ろうか?』って言ったのに……言ったのに……!!」


玲姫「何よその勝ち組展開!
こっちがどれだけ押し倒すのに苦労してると思ってるの?!」


絵恋「そうよズルい!!千賀流さんそんな事してくれない!!」

時子「キミ達ちょっと落ち着こうよ!?
それにね、良い事ばっかりじゃないんだよ?いつも些細な事で優君にお仕置きされるんだから」

玲姫「あ!それ分かるわ!境佳様もちょっと一週間連続で寝込み襲っただけで
お仕置きするのよ〜〜」


絵恋「そうね。私もただ千賀流さんの外出用車、全パンクさせただけで
お仕置きされちゃったわ。ずっと一緒にいたかっただけなのに……千賀流さん、更年期かしら?」


時子「それはお仕置きされると……あれ……私がおかしいのかな……?」

玲姫「勘弁してほしいわ〜〜。こっちは彼より年上なのに。
子供みたいに泣かされちゃ、立場ないわよね。
わたくし、力には自信あるけど、お仕置きの時は何故か逃げられないの……」


時子「そうだよね……年上なのに叩かれてるって思うとね〜〜。
お仕置きされてる最中はそんな事考えてられないけど」


絵恋「年下だって嫌よ!あんな恥ずかしい格好……でも千賀流さんになら……
千賀流さんになら見られても……」


時子「私も優君だから甘んじてるけど……別に下着脱がす事ないよね!
スカートの上からでも良くない!?それに立ったままだなんて……」


絵恋「なにそれ?立ったままお仕置きされるの?でもそれ、いざとなったら走って逃げられそうね」

時子「無理だよ。腰のところでホールドされてるもん。
たまたま、されてない時に耐えられなくなってしゃがんじゃった事あるけど、
問答無用で立たされた上に回数増やされた」


玲姫「ふぅん優君鬼ね。
膝の上しか経験した事のないわたくしには想像できない話だわ……」

絵恋「私、ベッドで四つん這いやったことある!あれも押さえがないと逃げられるけど
ひきずり戻されるわね。遊園地みたいでちょっと楽しかったの♪」

時子「へぇ……絶対乗りたくないよ、そのアトラクション」

玲姫「いいわね絵恋ちゃん。わたくし、お仕置きで楽しかった記憶なんて一つも無いわ。特に
せっかく新調した勝負下着をはいてた日にお仕置きされたけど
下着についてノーコメントだった
あの日の切なさ……」

時子「それはお気の毒に……」

玲姫「そうなの!だから悔しくてお仕置きの途中で『それより今日の下着どう!?』
って聞いたら
余計叩かれちゃった……」

時子「気持ちは分かるけどタイミングって大事だよ!?」

絵恋「……お尻叩かれても痛くなくなる白魔術って無いかしら?」

時子「それをこのタイミングで探す!?そんなピンポイントな白魔術無いと思うよ!?
で、でもあったら教えてね……?


玲姫「考えたら、わたくし達ばっかりお仕置きされてるのも不公平よね。
妻だって夫をお仕置きする権利あると思うわ」


絵恋「……私は、痛いのは嫌だけど、千賀流さんにお仕置きされるのは嫌じゃないわ。
どんな形であれ千賀流さんに構ってもらえるのは嬉しいもの。
その為に
千賀流さんの所持している靴を全部燃やす悪戯をしているところもある……」

時子「究極の愛だね……それ以上に、悪戯の域超えてるね」

絵恋「千賀流さんの足止めにもなって一石二鳥よ♥」

玲姫「あら絵恋ちゃん。足止めしたいならお仕置きしたっていいじゃない。
きっとお尻が痛くて外出どころじゃなくなっちゃうわ」


絵恋「……『今日はお尻が痛いからずっとキミといるよ絵恋……』ってなるのね。
……分かった。やってみる」

時子「ならないよ!?たぶんそうならないよ!?」

玲姫「ねぇ時子さん?優君が貴女の名前を必死で呼びながら泣き叫ぶ姿って想像するとぐっとこない?
それとか、お仕置きされる間際に怯えた目で貴女を見つめるところとか……」


絵恋「そこで『眼鏡は外しといた方がいいね。涙で汚れちゃうから……』って、言うの?カッコイイ!」

時子「な、なにそれ……すごく言ってみたい!ちょっとメモしとこう……」

玲姫「わたくしも境佳様のお尻を叩いて、彼の心が弱ってるのに乗じて『大人のお仕置き』に移行しちゃうわけ♥
だから、バレンタインはこんな段取りで頑張りましょう皆!」

絵恋「お――!」

時子「お――!
(最初のチョコの話は……っていうか、バレンタイン関係ないとか言っちゃダメなんだよね?)」


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はてさて、彼女たちのバレンタインはどうなるのか……?
「バレンタインデーKISS」に続いてしまいました(笑)。




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