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ハロウィンジェラシーモンスターズ

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しかし、カップルに突撃する前に足が止まる。
何となく……気が咎めてしまったのだ。
キャプテン・ジェラスはずっとポケットに入れていた小さな袋を取り出して眺めた。
ここに来る前に小二郎にもらったお菓子だ。
『それ、クッキー、買ってきたやつだけど……やるから。だからイタズラするなよ?またおにぃに怒られるぞ?』
そうやって心配してくれた小二郎の言葉を思い出す。
(小二郎……もし、今日兄さんに尻叩かれたら、アイツ悲しむかな?)
キャプテン・ジェラスは踵を返して仲間の元へと戻った。
そして不思議そうな顔の仲間達にこう言う。
「なぁ、カップル潰しはこの辺にして、お菓子食べようか?」
仲間達は嬉しそうに頷いてくれた。

そして、ハロウィン・ジェラシー・モンスターズは広場をでて
人気の無い公園で3人だけのおやつパーティーを開催する。
「へぇ、結構集まったな……」
「おやつがいっぱいで嬉しいよ〜〜♪」
「やっぱり皆で食べるとおいしいね!」
鷹森からもらった小さなエッグタルト×3。
小二郎からもらったクッキー数枚。
閻廷と閻濡からもらったハート型のアーモンドチョコ×数個。
それらを分け合って皆で食べていた。
もちろん、キャプテン・ジェラスが小二郎にもらったクッキーも。
迷ったけれど出す事に決めた。
「よーし!ここで俺が特別に、小二郎から愛の証にもらったクッキーを与える!ありがたく食べるように!」
「わーい!いただきまーす!」
「いただきまーす!」
「だぁぁあっ!お前ら何の迷いも無くハート型を食いやがった!
おいこら!の、残りのハート型は俺の物……って無いじゃねーか!」
「「あははははっ!!」」
皆とっても楽しそうで、平和なハロウィンの夜。
また一つ、思い出の増えた3人だった。

HAPPYEND



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【作品番号】HJM


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